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エネルギー転換技術

●大気圧プラズマによる水素キャリア(アンモニア)からの水素製造[PDF08

●真空紫外線による水素キャリア(アンモニア)からの水素製造

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水素キャリアとしてアンモニアは有望

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アンモニアから水素を製造するプラズマリアクター

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印加電圧に対するアンモニア分解率の変化

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7000 VA 燃料電池発電システムの構想図

背景と目的

 温室効果ガス排出量を大幅削減するには,わが国の二酸化炭素排出量の約46%を占める運輸部門と民生部門への水素エネルギー導入が鍵となる.水素エネルギー社会実現のボトルネックは,水素の輸送・貯蔵(水素の液化や圧縮など)における大きなエネルギーロスにある.この課題解決には,アンモニアなどの水素リッチな物質を水素キャリアとして輸送・貯蔵し,水素を消費する直前で水素を製造する技術(燃料電池車ではオンボード水素製造,定置型燃料電池ではオンサイト水素製造)が極めて有効である.
 本研究では,常温常圧かつ無触媒でアンモニアから水素を高効率に製造するデバイスの開発を目指している.すなわち,大気圧プラズマによる電子エネルギーによってアンモニアを分解し,生成した水素を連続的に取り出す水素製造法を開発することを目的とする.